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丹精こめて〜恵みに感謝 JAやつしろ「ショウガ」

山あいの段々畑で栽培されたずっしりとした大玉ショウガ。

全国第2位の露地ショウガの生産地として知られる熊本県。なかでも、八代市東陽町(とうようちょう)は熊本県有数のショウガの産地です。周辺の山々から注ぐ水や、直射日光の当たらない渓谷状の地形など恵まれた環境の中、大玉で香り高いショウガが栽培されています。

寺本さんのショウガ畑へと続く段々畑。

JAやつしろ「ショウガ」

山間地特有の寒暖の差が育てる
旨みのあるショウガ。

八代平野から九州山地へと続く山あいの道をすすんでいくと、寺本誠(まこと)さんのショウガ畑が見えてきます。畑では、寺本さんご夫婦と東陽町のショウガ生産者の皆さんが、掘り取り作業の真っ最中でした。里山が紅葉で色づく10月頃から11月末にかけて、早朝から日暮れまで収穫作業に追われるという生産者の皆さん。1こぶ1こぶが大きく株全体では1.5キロほどもあるショウガを、傷つけないように手作業で掘り取り、葉と根を落としてコンテナに詰めていきます。
東陽町でショウガづくりが始まったのは、大正時代末期。以来、先人の汗で切り拓いた砂混じりの棚田、周辺の山々から注ぐ水、そして朝晩の寒暖の差などが、玉太りがよく繊維質の少ない良質のショウガを生み出します。

JAやつしろ「ショウガ」

一番大切なのは、土づくり。

「ショウガづくりで一番大切なのは、土づくり」と語る寺本さん。1月になると、熊本県内の畜産農家との連携で譲り受けた牛フンなどの堆肥を土に混ぜ、ふかふかの土壌を作ります。その後、畑の土壌消毒を行います。4月上旬には、畝(うね)がつくられた土壌に、前年に収穫した種ショウガを植えていきます。春先でも山から冷気が下りてくる寺本さんの畑では、種ショウガを植えた土の上にパオパオと呼ばれる不織布をかぶせ、晩霜(ばんそう)対策と発芽促進をします。5月中旬には芽が出て、その2か月後には茎の一番下の部分にある根茎が成長していきます。この根茎がわたしたちの食卓にのぼるショウガです。形と香りのよいショウガを育てるためには、有機肥料やイグサ、サトウキビの穂などを根茎部分にこまめにかぶせ、空気や太陽の光に触れないようにしながら、土の中で成長させます。「丸みがあって先の方がほんのりピンク色のショウガを作るためには、土をかぶせるタイミングも大事です」と寺本さん。

JAやつしろ「ショウガ」

一つひとつ手作業で全国の皆さんへ。

一つひとつ手作業で全国の皆さんへ。

収穫されたショウガは、一部は「新ショウガ」として出荷されますが、多くは温度管理が行き届いた「JAやつしろ生姜選果場」の大きな貯蔵庫で保管し、1年間ほどに渡って出荷されます。貯蔵庫で保存されたあめ色のショウガは「囲いショウガ」と呼ばれ、ほどよく水分が抜け、マイルドな香りと風味が持ち味。出荷時期に合わせて水洗いを行ない、一つひとつ手作業でカットされ、大きさごとに自動選別機で分けられ箱詰めされて全国の皆さんのもとへ届けられます。


健康のヒケツは毎日のショウガ!

静かな山懐で、生産者の方たちが心を込めてつくる東陽町のショウガ。山々に囲まれた豊かな自然の中で、どっしりと力強く、大玉で香りの強いショウガを生みだします。健康志向で、全国的に需要が高まってきているショウガ。「毎日ショウガを食べているから、健康そのものです。これからの冷え込む季節には、ぽかぽかと体が温まりますよ!」と寺本さんは語ります。

健康のヒケツは毎日のショウガ!


東陽町ショウガ生産者の皆さん。

JAやつしろ
http://www.kasias.or.jp/ja-ysc/index.htm

取材日 平成23年11月29日