SSL グローバルサインのサイトシール

このサイトはGlobalSign社のSSL証明によって通信の安全が確保されています

丹精こめて〜恵みに感謝 JA熊本うき ミニトマト「アンジェレ」

今年から本格的な栽培が始まったミニトマトの新品種、アンジェレ

完熟させることで生まれる
しっかりとした味わい。

熊本県宇城市は、不知火海(しらぬいかい)から潮風が吹く温暖な気候を利用し、デコポンなどの柑橘類の栽培が盛んな町です。「不知火町の温暖な気候と、石ころが多く水はけのよい土壌が、アンジェレととても相性がいいんです」と語るアンジェレ生産者の山下義男(やましたよしお 60歳)さんと保子(やすこ 61歳)さん。海沿いとはいえ、師走のひんやりとした風が吹く不知火町。しかし、ひとたびハウスに入るとポカポカと暖かい別世界です。山下さんは、早朝からハウスに入り、真っ赤に色づき完熟したアンジェレだけを、一つ一つ丁寧に収穫します。「太陽の光をたっぷり浴びたアンジェレを、樹上で完熟させることで、こくのある甘さが生まれます」。

完熟させることで生まれる
しっかりとした味わい。

 

完熟させることで生まれる
しっかりとした味わい。


樹勢の強いアンジェレ。収穫までにはたくさんの手間が。

樹勢の強いアンジェレ。
収穫までにはたくさんの手間が。

6月末に前年度の出荷が終わり、8月初頭に定植するまでの一カ月間は、ゆっくりと畑を休ませる期間です。消毒や肥料を施し、しっかりと耕した後、畝(うね)を作り、アンジェレの苗を定植します。その際、根をしっかりと張らせるために、最初の数日間はたっぷりと水を与えます。もともと生命力あふれるアンジェレは、水はけのよい土壌ですくすくと育ち、9月には可憐な黄色の花を咲かせます。ハチなどによって交配させたアンジェレが最初に実をつけるのは10月頃。1本の苗は、最終的に約10メートルの長さになり、700個以上もの実をつけます。樹勢が強いアンジェレは、幹の途中から根や芽が出てくることも多く、誘因、花芽摘み、わき芽とりなどの作業に手間がかかります。水分量、温度などを細やかに管理・調節し、手間を惜しまないことが、アンジェレに糖度や旨みをしっかりと蓄えさせるコツだそうです。また、防虫シートを張ったり、病害虫に強い厚い葉をつくるためにたっぷりと栄養を与えるなど、なるべく農薬に頼らない安全・安心なミニトマトづくりを心がけています。


一つひとつ、手作業で。

丁寧に摘み取られたアンジェレは、選別機で大きさごとに分けられた後、山下さんご夫婦と二人の娘さんが協力しあってキズやワレなどを一つずつ確認し、選ばれたものだけが出荷されます。山下さんの畑では一週間に800キログラムのアンジェレが出荷され、JA全農を通じて大阪の量販店などで売られています。勧められて、摘みたてのアンジェレをいただくと、薄い皮の内側に濃厚な甘みとフレッシュな酸味!トマト本来のおいしさが口いっぱいに広がりました。

アンジェレ生産者の山下義男(やましたよしお)さんと保子(やすこ)さん


JA熊本うき
http://www.jauki.or.jp/

取材日 平成24年12月4日