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丹精こめて〜恵みに感謝 JA熊本市「早堀りレンコン」

全国に先駆けておいしさを届けたい。ビニールハウスで育つ熊本の早堀りレンコン。

沼地で育ち、冬野菜のイメージが強いレンコン。熊本市高砂(たかさご)地区のビニールハウスで栽培されるハウスレンコンは、“早堀りレンコン”と呼ばれ、全国に先駆けて5月中旬から6月まで出荷されます。熊本の早堀りレンコンの魅力は、なんといっても、あくのないみずみずしさとサクサクッとした食感。泥を落とすと真っ白い早堀りレンコンは、出荷の最盛期を迎え、関東・名古屋・中国・九州地方に出荷されています。

JA熊本市「早堀りレンコン」



泥の中に深く埋まるレンコンを、水の勢いを利用して堀り取る(息子の拓也さん) 堀り取られたレンコンは、地下水できれいに泥を落とす

おいしいレンコンをつくる秘けつの
ひとつはこまやかな温度管理。

柔らかく、サクサクッとした食感の早堀りレンコンのおいしさは、恵まれた環境に加え、レンコン生産者の皆さんの絶え間ない努力によって生み出されています。おいしいレンコンを育てるために、12月には堆肥、もみ殻、有機肥料などを加え土壌づくりに取りかかります。3月にビニール被覆を終えると、細やかに温度・肥培管理などを行い、気を抜くことはないと語る一昌さん。「ハウス内の温度を一定に保てば、よいレンコンができるわけではありません。外気が寒い日は、こまめに換気をして外気との差があまり大きくならないように温度を設定し、また暖かい日はハウス内の温度も少し高めに設定するなど、自然環境と調和することがおいしいレンコンをつくる秘けつです」。

水はけのよい砂質の土壌を生かして。

北に金峰山をのぞみ、熊本港にほど近い熊本市高砂地区。その広々とした大地にはレンコンのビニールハウスが立ち並び、中をのぞくと、高さ2メートルほどのみずみずしいレンコン葉が所狭しと生い茂っています。有明海に面した温暖な気候と、地温が上がりやすく水はけのよい砂質の土壌を生かし、高砂地区でレンコン栽培が始まったのは、昭和24年ころ。今では、ハウスと露地栽培を組み合わせて行っており、ハウスレンコンの出荷は6月まで、その後は8月中旬まで露地レンコンの出荷が続きます。
ハウスレンコンの収穫時期である5月になると、毎朝5時には作業を始めるという生産者の松村一昌(かずあき)さん(54歳)は、レンコンづくり歴30年以上というベテラン。奥様の澄子(すみこ)さん(54歳)、息子の拓也(たくや)さん(26歳)、父親の一美(かずみ)さん(82歳)の3世代で、毎日レンコンと向き合っています。泥の中に埋まっているレンコンに水圧式の収穫機械で勢いよく水を加え、レンコンを浮かび上がらせながら堀り取るのは、後継者である拓也さんの仕事。泥や根を丁寧に落とすと、真っ白いレンコンが姿を見せます。


余分な根などを切り落とし、大きさをそろえる 形や重さをチェックし、保水シートとレンコンの葉にくるんで箱詰めされる


A熊本市 早堀りレンコン農家 松村 一昌(かずあき)さん、澄子(すみこ)さん

JA熊本市
http://www.ja-kumamotosi.jp

収穫されたレンコンは、鮮度を保つために保水シートとレンコンの葉でくるんだ後ダンボールに詰められ、午前中に選果場へと運び込まれます。形状や大きさなどをチェックし、その日のうちに航空便で関東方面などに出荷されることから、翌日には熊本の新鮮なレンコンが全国の店頭に並びます。
また、高砂地区のレンコン生産者の皆さんは、全員がエコファーマー認定農家です。安全・安心なレンコンを消費者の皆さんに届けるために工夫を重ね、減化学肥料・減農薬に一致団結して取り組んでいます。そんな熊本の早堀りレンコンをぜひ味わってみて下さい。

取材日 平成23年6月1日