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JAたまなミニトマト生産者 園田庄司さん・里美さん

初夏の陽を受け
きらきら光るミニトマト

玉名市横島町にある園田正司さんのミニトマトのビニールハウスでは、園田さんご夫婦と従業員の皆さんによる収穫作業の真っ最中でした。たわわに実るミニトマトは、初夏の陽を受けてきらきらと光っています。千果(ちか)という品種のミニトマトは、さわやかな甘みとほのかな酸味が特徴。一つ一つ手作業で摘み取られたミニトマトを口に含むと、ぱちっという音を立てて、フレッシュなおいしさがはじけます。園田さんは、朝起きたらすぐにハウスを見回り、葉っぱや実のつき具合を確認します。「我が子が元気にしてるか確かめてからじゃないと、朝ご飯が喉を通らんですけんね」と笑います。

ミニトマトの花

心も世界も小さくなった時、
みんなに支えられて

「従業員とその家族の生活、自分の家族のことなど考えれば考えるほどお先真っ暗に思えて辛かったですね」と園田さんは当時を振り返ります。毎日のように通っていたJAたまなへの足も次第に遠のき、"心も世界も小さくなっていった"と園田さん。そんな時支えてくれたのは、妻の里美さんと生産者の仲間たちでした。「ふさぎ込む私を温泉などに連れ出してくれた妻、"JAに顔を出さんかい"と誘ってくれた仲間たち。本当にありがたかったですね」と話します。そしてみんなに励まされ、ちょうどその頃全国的にミニトマトの需要が増えていたこともあり、ミニトマト栽培への挑戦を決意。イチゴとは育て方がまったく違うため"まさにゼロからの出発だった"と話します。

世代を超えて、
受け継がれていく熱い思い

「たくさんの人に助けられてここまで来ました」と話す園田さん。その姿は他の生産者たちにも刺激を与え、多くの人たちが園田さんを慕って訪ねてきます。また研修生を受け入れるなどの育成にも積極的に取り組む園田さん。研修後ふるさとに戻り、農業に励む若者たちとの交流は今も続き、"日本一の農業を目指して頑張っているたのもしい若者ばかりです"と園田さんは目を細めます。「これからは、自分を追い越す若者がいっぱい出てくるように、その手助けを通して恩返しをしていきたい。わたしも負けないように、まだまだ頑張りますよ。」と目を輝かせます。農業へのひたむきさと次の世代への熱い思いを胸に、今日も園田さんご夫婦はミニトマトと向き合います。

 

 

ミニトマト

突然訪れた大きな試練

JAたまな中央集荷センターミニトマト部会の部会長として、地域のミニトマト生産者のリーダー的存在である園田さん。実は、7年前まではイチゴ生産者だったというから驚きです。二十歳で就農して以来、イチゴづくり一筋だった園田さんは、熊本県の農業コンクールで経営部門優良賞を受賞するなど、経営的にも安定し、仕事のやりがいもあったと語ります。しかし、そんな園田さんに大きな試練が訪れます。イチゴ栽培は腰に負担がかかり、"持病のヘルニアが悪化し、園田さんは断腸の思いでイチゴ栽培をあきらめざるを得ませんでした

あえて頑張らせることが、
おいしさの秘けつ

イチゴ栽培では経験豊富な園田さんですが、ミニトマトに関しては、何もかも初めての経験。最初は失敗も多かったと語ります。「イチゴは、水をたっぷりあげて精いっぱいかわいがることでおいしくなりますが、ミニトマトはかわいがりすぎるといかん(笑)。水をある程度控えて頑張らせることで、おいしくたくましく育つんです」。園田さんのチャレンジを、長女の彩さん(38歳)と3女の八千代さん(34歳)も積極的にサポート。よりおいしいトマトを生み出すために、地域の仲間たちのアドバイスを受けながら、試行錯誤を繰り返し、今では1ヘクタールの広大な敷地でミニトマトを育てています。

ハウス内にはいつも笑い声が響く

JAたまな中央集荷センター ひとつひとつ、選果から出荷へ

海から生まれた町、横島(玉名市横島町は、その名の通りかつては陸続きではなく島でした。横島干拓事業で陸続きとなり、今では県内有数の青果物の産地となっています。

JAたまな
http://www.jatamana.or.jp/
 

取材日 平成30年4月4日