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畑の風景〜いのち育む JAれいほく レタス農家 林田幸一さん 恭子さん

「天草」といえば藍色の海と豊富な海の幸が有名ですが、熊本県隋一のレタスの産地だということをご存知でしょうか? 天草北西部に位置する熊本県苓北(れいほく)町は、対馬海流の影響を受け真冬でも温暖なため、レタスづくりに最適な環境です。 林田幸一(こういち)さん(54歳)と妻の恭子(きょうこ)さん(54歳)は、レタスを作り続けて30年。 幸一さんの父親である国重(くにしげ)さん(80歳)とともに、レタス作りにかけた日々をご紹介いたします。

試行錯誤で駆け抜けた、挑戦の30年。

林田国重さんと幸一さんが、レタス栽培を始めたのは30年ほど前。それまではタバコ農家として生計を立てていましたが、日本専売公社が日本たばこ産業へと民営化されるのを機に、思い切ってレタス農家としての第一歩を踏み出しました。「レタスが今ほど流通しとらんかった時代ですけん、周りの仲間と一緒に試行錯誤しながらの出発でしたね」と語る幸一さん。これまで、害虫対策、用水確保、温度管理、そして収穫したレタスのラップ包装の方法など、たくさんの課題を一つひとつ乗り越えてきました。 「親父と意見が合わんでケンカすることもありました(笑)。でも嫁さんが来てからは、とにかく家族で話し合っていくことをしながら大事にみんなで工夫しながら頑張っとります」。


父・林田国重さん(中央)

レタスに真心を込めて

抜けるような青い空と、優しい海風が印象的な苓北町。温暖な気候はレタスにとって恵まれた環境ではありますが、それでも「天候を読むのが一番難しい」と父親の国重さんは語ります。「太うもなく、細(こも)うもなく」の程よい大きさのおいしいレタスを作るには、あらかじめ気温や日照量を予測し、管理していかなければなりません。国重さんは「こればっかりは、経験でしかわからんもんですな」と語り、畑ですくすくと育つレタスをいとおしそうに見つめます。苓北町では「安全・安心でおいしいレタスを供給したい」という思いから、夜にレタスを食べる蛾を防ぐ黄色防蛾灯を導入したり、堆肥に牛フンを利用し循環型の農業を取り入れるなど、地域一体の取り組みをすすめています。
丁寧に切り取られた黄緑色のレタスは、幸一さんの手のひらで、さらにみずみずしく輝きを増します。口に含むと、シャキッとした歯ごたえとほのかな甘み。「どんな時代でも、食べることを大切にしたい。真心を込めてレタスと向き合うことで、その思いは人々に伝わると信じています」と幸一さんは語ります。

JAれいほく
http://www.ja-reihoku.jp/hpgen/HPB/entries/6.html

レタスに真心を込めて

取材日 平成22年1月22日