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あ!なるほど豆知識 メロン

主な品種

メロンは品種が多く、生い立ちや育種の目的、栽培条件、果実の内容等がそれぞれ違います。
現在、熊本で主に生産されているいくつかの品種をあげてみましょう。

【アールスメロン】

アールス系は、大正末期、イギリスから導入された温室メロン「アールス・フェボリット」をもとに、また静岡のマスクメロンを念頭に置き、より作りやすい地床で栽培できるようにと育成されたメロンです。
外観はマスクメロンに似て、ネットの盛り上がりが美しく、糖度は14〜15度で安定し、日持ちも良いため、レストランのデザートや結婚式のお土産などにも人気があります。
最近では、赤肉系のアールスも育成され人気を呼んでいます。

アールスメロン

【肥後グリーンメロン】

母親をデリシーの分系、父親をゴールドバンビと天恵(アールス)の掛け合わせで育成した、大果でボリューム感あふれるネットメロンです。
高糖度で日持ち性に富み、食味の良い果肉を目標に育成された品種で、糖度は16〜17と高く、繊維がなく、多汁であっさりした食味が特徴となっています。
育種メーカーで品種確立したのは昭和61年ですが、同年には熊本県に紹介され、平成元年にはこのメロンの特徴である外観と果肉の色、そしてグリーンの爽やかなイメージから「肥後グリーン」と命名されました。
現在では、熊本県の主力品種として、各地の消費者の皆様に愛されるメロンのひとつになっています。

肥後グリーンメロン

【クインシーメロン】

カロテン臭が少なく、さわやかな味と香りを備えた赤肉メロンとして、イギリスの赤肉×マクワウリ×アールスの組合せによって、品質が安定したメロンとして育成され、平成元年に発表されました。
アールスメロンに似た外観を持ち、糖度は15〜16度と高く、日持ちも優れています。1玉に大き目のにんじん2本分のカロテンが含まれ、ヘルシーメロンとも言えます。
カロテンには、発ガン抑制効果や脂質の酸化を防ぐ効果があり、動脈硬化の予防や血圧・血糖を下げる働きがあることも分かってきました。
近年、特に若い女性の間で美容と健康メロンとして人気を呼んでいます。

クインシーメロン

【アンデスメロン】

ネット系大衆メロンの代表格。アールスとコサック、ハネジューなどの交配種。ノーネット系とアールスメロンの中間に位置付けるメロンとして育成され、昭和52年に発表された品種です。アンデス山脈が原産地と勘違いしやすいですが、農家や消費者にとって味に当り外れがなく「安心です」という意味でアンデスメロンと命名されたとのことです。
糖度は14〜15度と安定して高く、アールスメロンに似たまろやかさが特徴です。
日本では春から初夏にかけて最も多く生産出荷されるメロンで、熊本県でも早出し産地から阿蘇地区等の遅場産地まで広く栽培されます。

アンデスメロン

【ホームランスターメロン】

ハネジューの緑肉種と白系の交配種。外観の美しさと食味のよさを追求し、大玉になることを目的に育成された乳白色のメロンです。
果実は球形に近く、果皮は美しい乳白色に仕上がり、果肉は白色、糖度は16度前後になります。果肉が特に厚く、果皮の近くまで甘く食べられるメロンです。果肉は適度に柔らかくクリームのような味と香りがあり、10日前後の日持ちがあります。
王貞治氏が現役時代、ホームランを量産していた時に育成されたため、この名が付いたというエピソードを持つメロンとしても有名です。昭和52年発表。

ホームランスターメロン

【プリンスメロン】

庶民にとって高嶺の花だったメロンを、昭和37年にヨーロッパ種のメロンとマクワウリの組み合わせで、芳香の高い一般大衆向けメロンとして育種されたものです。
当時、皇太子(現平成天皇)ご成婚にちなんで名づけられたと言われており、日本のメロンの新時代を築いてきました。
糖度は高く15〜16度で安定しており、独特の香りが特徴です。収穫直後でも食味が良く、しかも日持ち性に富んでいます。
果肉の頂部に離層(リング)が出てきたら食べ頃となります。プリンス特有の香りと濃厚な味が楽しめます。

プリンスメロン

原産地と日本への渡来

メロンの原産地はアフリカ、中近東、中央アジアといわれています。メロンの歴史は古く、紀元前から作られていました。ヨーロッパに伝わったメロンは、品種改良が重ねられて網目のある「西洋系メロン」となり、中国に伝わったものは、品種改良されてマクワウリなどの「東洋系メロン」となりました。
日本でも弥生時代の遺跡から種が出てきたことから、古くから東洋種が栽培されていました。日本のネットメロンは、明治時代に温室で栽培されたのが始まりでしたが、高級品で一般的なものではありませんでした。庶民が普通に食べるようになったのは、西洋系メロンとマクワウリの一代雑種のプリンスメロンが大ヒットしてからです。
現在では、いろいろな品種のメロンが作られています。

栄養素・機能性成分

メロンには、利尿作用があるカリウムやコレステロール値を抑える食物繊維であるペクチンが豊富に含まれています。さらに、赤肉系のメロンにはカロテンの一種であるβ-カロテンが100g中に3,600μgも含まれています。
また、メロンには、γ-アミノ酪酸(ギャバ)が含まれています。この成分には、血圧降下作用があることが知られています。メロンは血小板の凝集を抑制する作用が強いことも報告されており、血栓予防効果も期待できます。

メロンの花

選び方

いろいろな品種のメロンは、それぞれに味が違うように、食べ頃が違います。品種の特性を知った正しい選び方、食べ方が大切です。
(1)ノーネット系は、果梗の回りに溝ができ茶褐色になったら適熟期です。(キンショウ、プリンス、ホームラン)  
外観は品種特有の色が鮮明で全体に均一な色上がりであることが大切です。特にホームランは、果底部に出るスジ(ストライプ)が白く透き通っている間は食べ頃です。
(2)アールス系は「アンテナ」がよじれて細くなった頃が食べ頃となります。その頃、花落ち部分が柔らかくなり、また香りも強くなります。
ネットは「密」な物の方がいいのですが、「疎」過ぎなければ品質に影響はありません。(アンデス、アムス、クインシー、肥後グリーンも同様)

保存方法

追熟することで香りや甘味が増すので、冷蔵庫ではなく室温で保存します。冷やしすぎは味が落ちるので食べる1〜2時間前くらいに冷蔵庫へ入れましょう。

調理メモ

(農畜産業振興機構ホームページより引用)