完熟させることで生まれる
しっかりとした味わい。
熊本県宇城市は、不知火海(しらぬいかい)から潮風が吹く温暖な気候を利用し、デコポンなどの柑橘類の栽培が盛んな町です。「不知火町の温暖な気候と、石ころが多く水はけのよい土壌が、アンジェレととても相性がいいんです」と語るアンジェレ生産者の山下義男(やましたよしお 60歳)さんと保子(やすこ 61歳)さん。海沿いとはいえ、師走のひんやりとした風が吹く不知火町。しかし、ひとたびハウスに入るとポカポカと暖かい別世界です。山下さんは、早朝からハウスに入り、真っ赤に色づき完熟したアンジェレだけを、一つ一つ丁寧に収穫します。「太陽の光をたっぷり浴びたアンジェレを、樹上で完熟させることで、こくのある甘さが生まれます」。

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