東京都中央卸売市場(大田市場)概況12/28
2020年12月28日(月) 14:24
いよいよ2020年最終週に入りました。
実質は明日29日が止市となりますので、残り1日です。
各所歳末モードとなり、幾分か青果の雰囲気が上向きの様子も出ております。
天候は、東京は朝イチはどんよりとした天気でした。
[大田区 最高:12℃ 最低:4℃]
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[青果部]
東京青果㈱ 野菜入荷量 2899.5t/ 果実入荷量 2054.8t
■野菜類は、白菜は依然として数量多く厳しいが、その他は底を脱した。トマト類は本県や愛知・静岡等の秋冬産地の入荷で、各地は冷え込みの影響で数量は横ばいの傾向。大玉トマトは動きが付いているが、2L以上は苦戦しており徐々に下げ基調。ミニトマトは先週底を抜けた雰囲気、相場浮上とはならないが、動きが付いてきた。なすは福岡長なす・高知短なすは共に数量横ばいで売り優先で下げ基調。量販店での売り場構成を広げている。本県産長なすは苦戦。
■果実類は、みかん・りんご・いちごを中心とした販売となっている。みかんは先週から底を脱した雰囲気で動き出し、滞留在庫が減少傾向。いちご類はクリスマスを過ぎ、各地レギュラーパックは下げ基調、平パックについては歳末ギフト需要の高まりから強保合い。アールスメロンは静岡県産・本県産からの入荷、いちご同様歳末ギフト需要の高まりで5・6玉規格は順調。3・4玉の大玉は依然として苦戦。
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山葵の競り風景。
今年は前段までは販売情勢が厳しく、産地は出荷調整を行う事態に。
しかしながら情勢は一転して、結果はかなりの不足・・・。
よって、セリは高値で14万円/箱まで跳ね上がる実態となっていました・・・。
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先週土曜日に続き、アールスメロンギフト箱梱包作業を行いました。
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[花き部]
■先週から徐々に全体的な相場は上昇傾向。品目によっては若干相場を下げているものもあるが、全体的に高値相場となった。年明けは、年末年始の売れ行き次第だが、コロナ禍でも物日はしっかりと販売に繋がっていることから、保合相場で推移する見込み。
■トルコ:高知県産ピークを超え、大きくは増えてこない。台湾産、品質良くないとの事。年明けも各産地大きく増える見込みないことから相場は保合~強保合を見込む。
■カスミソウ:買参人が年末に向けしっかり仕入れをしているとの事で、引き合い強い。例年、年末相対で注文が上がっていた分が今年は相場安の為に注文が上がっていなかった。ここにきて一気に引き合いが強くなっているとの事。